Building a better working world

パートナー T. Tsumagari

2017年入社

入社の動機

EY Law入社までは大手国際法律事務所および日本の大手法律事務所に所属し、国内・国外有数のクライアントを中心に、基本的に大型案件を手がけていました。仕事は充実していましたが、自らビジネスデベロップメントしながらも、サイズにとらわれずに多様な案件に携わりたいという思いが次第に強くなっていきました。そんなときに受けたのがEY Lawからの誘いだったのです。

税務や会計、コンサルティングといった他のサービスラインのプロフェッショナルと協業し、法律の専門家として力を発揮できる環境は非常に刺激的に感じられ、また大型案件に限らず中小の案件も幅広く取り扱う方針も魅力的でした。誕生して間もない組織であるため先行きに対する不透明さは感じつつも、それを乗り越えてチャレンジできる環境は大変素晴らしいものに感じられました。

入社後の印象・雰囲気

EY Japanは、全世界に約31万人のメンバーを擁するEY(2021年6月末時点)の、日本におけるメンバーファームの総称です。EY Lawそのものは誕生間もないとしても、EY Japanはもともと大きな組織ですから現実的にはさまざまなしがらみがあるのではないかという懸念はありました。しかし、それは全くの杞憂でした。確かに大きな組織ではありますが、風通しは非常に良く、一体感が強くあり、サービスライン間の壁のようなものは全く感じられません。

また、EY Japan全体もEY Lawも非常に若さがあります。EY Lawは組織自体も若いですが、そのメンバーも若い人材を中心に構成されていますので、それゆえの明るさと活気は、当法人ならではの魅力だと思います。

仕事内容

M&A、グループ再編などの案件を中心に手掛けてきました。新聞の一面に載るような数千億円規模のM&A案件もあれば、オーナー企業の事業承継や相続などの案件もあります。また、多国間にまたがるクロスボーダー案件が多いのは、EYというグローバルな組織の一員ならではの特徴と言えるでしょう。こうした案件の幅広さは、EY Lawだからこそ経験できるものかもしれません。

オーナー企業の案件などでは、規模の大小にかかわらず社長と一体となって課題に取り組み、協力して結果に向かって走っていく面白さがあります。無事に結果を出すことができたときの喜びは、新聞に載るような大規模案件に携わったときの喜びと何ら変わるものではありません。

仕事の魅力・やりがいを感じる瞬間

弁護士としてのキャリアを考えたとき、若手の期間は大型案件よりも中小規模の案件を多数手掛けたほうが、案件全体を俯瞰する視点が身に付きやすいという点で有意義ではないかと実感しました。経験に応じて、大型案件にシフトするといいでしょう。幅広い案件を手掛けるEY Lawは、そうしたキャリアステップを積むのにふさわしい環境といえます。

また一般的に法律事務所に依頼がくるのは、クライアント社内で案件が顕在化し、実質上の社内決裁が下りてからのタイミングが多いかと思います。それに対しEY Lawの場合、税務や会計、コンサルティングなど他のサービスラインと協働して、案件の端緒(すなわちクライアントと共に当該案件に取り組むべきか否かや、どのような形で取り組むべきかのディスカッションの段階)から業務が始まることになります。さらには、オールEYとして、クライアントに対して業務提案を行っていくことも多々あります。案件の本当の端緒から関わったり、また、時には案件自体をクライアントと共に作り上げていったりと、そんな圧倒的なスピード感やダイナミックさで取り組むのがEY Lawならではの仕事の面白さです。

今後の目標・キャリアの展望

テクノロジーの進化によって法律サービスは大きく変わろうとしています。EYにおいてもリーガルテック領域の拡充には意欲的に取り組んでいます。もちろんそれは重要なことではありますが、一方で私は、AI時代だからこそ1人の弁護士としての価値を磨くことに力を入れていかなくてはならないと考えます。いつでも電話1本で相談でき、ワンストップで税や会計も含めた手厚いサービスを提供できる、そんな弁護士であり続けたいと思いますし、若い人材に対してもそうした教育をしていきたいと思っています。

またEY Japanは多様な働き方を尊重し、ワークライフバランスの充実などにも力を入れており、男性の育児休業制度を活用するメンバーも増えています。若い人材が仕事と家庭の両立を通じてその人らしいワークスタイルを確立できるよう、私個人としてもさらなる環境づくりに尽力していく考えです。

当法人に関心をお持ちの方に向けたメッセージ

EY Lawでは幅広い案件を扱っています。好奇心を忘れず、どんな案件に対しても前のめりであってほしいと考えます。また案件が与えられるのを待つのではなく、主体的・積極的に取り組んでください。先輩と一緒にチームとして案件を開拓する姿勢を持っていただきたいと思います。

日本の弁護士業界においてBig 4の存在感は、現時点ではいまだ、残念ながら大きいとは言えません。だからこそこれからの若い人材にはとても期待しています。私たちと一緒に、既存の大手法律事務所の牙城に切り込み、共にEY Lawを成長させていける、そんな意欲にあふれた方をお待ちしています。