Building a better working world

パートナー T. Itoh

2017年入社

入社の動機

私がEY Lawへの入社を決めたのは、Big 4というレアな環境についてシンプルに「面白い」と感じたことが一番の理由でした。

それまで私は外資系法律事務所および日本の大手法律事務所で約15年間の経験を積んできました。そろそろ弁護士としてキャリアの後半を迎えるに際し、自分のカラーをどのように打ち出していこうかと考え始めていた時期でもありました。そんなときに税務や会計、コンサルティングのプロフェッショナルと一緒になってワンストップサービスを提供しようとする体制に強く惹かれ、弁護士として新たな領域へ一歩踏み出せるのではと感じたのです。その挑戦に不安はありませんでした。

入社後の印象・雰囲気

EYのグローバルネットワークを構成するEY Japanは、Building a Better Working World(より良い社会の構築目指して)という世界共通のパーパス(存在意義)のもとに活動する外資系ファームという側面を持つ一方、会計監査系のサービスを中心に長年日本に根を下ろしてサービスを提供してきたことから、いい意味で日本らしいウェットな空気もまとっているように感じます。そのためかEY Japan全体に穏やかで温厚な社員が多いという印象を受けました。私自身、他のサービスラインの社員からも温かく迎え入れてもらったと感じています。

こうしたカルチャーがあるため、専門領域の壁を越えた情報共有はスムーズに行われ、それぞれの分野のプロフェッショナルが有機的にカバーし合いながらワンストップサービスを提供できるわけです。互いの守備範囲にこだわるあまり、「ポテンヒット」が生まれてしまうようなこともありません。伝統的な法律事務所で経験を積んできた私にとって非常に刺激的な環境です。

仕事内容

IT・ライフサイエンス領域のスタートアップ支援、M&A案件を中心に、さまざまな案件に取り組んでいます。EY Japanではベンチャーの上場支援に力を入れており、EYのメンバーファームであるEY新日本有限責任監査法人、EY税理士法人と連携し、それぞれの専門性を発揮しつつ互いに協力し合いながらサービスを提供しています。

IT・ライフサイエンスともに成長が著しい産業で、さまざまな規制が現実に追いついていない側面があります。ベンチャーが革新的なビジネスモデルを強みに上場を目指す上では、規定やガバナンス体制に不備が生じないよう、適切な準備が不可欠です。そうした面でのサービス提供が、弁護士としての私の大きな業務となっています。さらには上場後もクライアントの成長ステージに応じた支援を行っています。

仕事の魅力・やりがいを感じる瞬間

スタートアップ支援の一番の醍醐味は、新しい産業を世に送り出すことを通じて日本に新たな活力をもたらし、次代の成長につなげていくという手応えです。こうしたダイナミックなやりがいは、大きな喜びです。

また革新的なサービスについていち早く知ることで自分自身の知的好奇心が刺激され、新たな知見を深められるという面白みもあります。何といってもスタートアップは経営者と私たちとの距離が近く、意思決定が速いという魅力があります。それゆえ、経営者の感謝の気持ちはこちらにダイレクトに伝わってきて、自分の貢献度の大きさが実感できます。

リモートワークの導入も進んでおり、ライフスタイルに合わせた多様な働き方ができることも魅力の1つです。

今後の目標・キャリアの展望

弁護士としてのキャリアの後半に突入したので、後進の若手に対してバトンを受け渡す準備をする時期でもあるという自覚はあります。EY Lawの若手に対しても出し惜しみすることなく、私がこれまで培ってきた知見・経験を伝えていきたいと考えています。そうした取組みを通じて、まだ比較的若いEY LawをEY Japanの中で重要な役割を果たすサステナブルな組織へと成長させていきたいというのが、私の目標です。

一方で私自身、まだまだ成長したいという志も当然持っています。EYというプラットフォームを活用することで、まだまだ新しいことにもチャレンジをできると考えています。

当法人に関心をお持ちの方に向けたメッセージ

EY Lawは若い組織です。EY Japanという大きなプラットフォームの一員として多様なクライアントの多様なニーズに触れることが可能で、成長のチャンスは非常に多いと言えます。ぜひ好奇心を大切にして、成長を目指していただきたいと思います。

何よりも大切なのはフォア・ザ・チームの姿勢です。EY Lawでは他のサービスラインと協業してビジネスデベロップメントを行っており、組織の違いを超えて力を合わせることが当たり前となっています。それがワンストップでクライアントにサービスを提供するために、最も良い方法だからです。異なる分野のプロが1つのチームとして活動する際、チームのためにどのような貢献ができるかを考えられる人を、私たちは求めています。